僕らの旅―Bokura no tabi―

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君と僕の物語

 第二章 悪魔と天使
「あ・・、よろしく」3分ぐらい躊躇っていた私は、やっと手を差し伸べた。
「じゃあ、アリスって呼びますね。さ、アリス行きましょう」
「はっ!?どこに!?」
「どこって・・私の屋敷にへ、ですけど?」
「なんでっ!!」
「それは後から説明するよ。さ、おいで」
「・・・・」
手を差し伸べたので・・・仕方なく手を差し伸べ、手を繋いだ状態になってしまった。
 まぁ、生まれてはじめて男と手を繋いだせいか、周りの視線が気になってしょうがなかった。
リザは、視線など気にせず、どんどん前へ進む。そして、屋敷へ辿り着いた・・・。

「・・・・・、すごい所に住んでるな・・お前。あ、もしかして坊ちゃんだったりする?」
「それ以外に何がある。行くぞ」
口調が変わったのはワケがあるのだろうか。私の手を引っ張り、屋敷の中へと足を入れた。

「あ、お帰りなさいませ!レンヴェルト様ァ♪」
・・随分と簡単なメイドだなぁーそう、思った。一瞬だけだった。
「客だ。まず、風呂に入れてあげてくれ。僕はその間に部屋で着替えるから。」
「はいっ!分かりました。お客様の服はどうしましょう?」
「あ、それは・・・・」
二人で何かを喋っていたが、当時の私は本当に独りで生きてきたので、こんな豪華な屋敷は初めてで、周りをキョロキョロ見ていて、二人の話は全く知らなかった。
「じゃあ、後はメイドの―――アゲハにでも聞いてくれ。じゃ、夕食の時に会おう。
 分からなかったら、アゲハか、僕に聞いてくれ。僕は大抵、部屋に居るから」
そういい残し、リザは右の扉を開け、閉めた。
「えっと・・ヴェンタル様でよろしいのでしょうか?私、メイドのアゲハと申します。
では、風呂場にご案内しますね?」
「あ、どうも・・」
そして、歩き出した。
・・恐らく、アゲハというのは偽名だろう。きっと―――リザも・・・。
「はいっ では服は置いときますね。上がった後、多分私は、キッチンで夕食の準備をしていますので、では」お辞儀をして、アゲハは去っていった。
「・・・じゃあ、入るか・・」私は、服を脱ぎ、風呂の中へと入った。

「・・はぁ・・」
湯が溢れ出す。そして、風呂に浮かんであったアヒルが揺れた。

風呂につくと、いろんなことを考える。
なんで、親に捨てられたのかとか、どうしてリザと出会ったのかとか・・・。

「もう・・何だかな・・」
            湯が温かかったのに、冷たく感じた。
「ふぅ・・。あ、そうだ。キッチンに行かなきゃ・・・」
           ポ チ ッ
(・・・あれ?何か押したのか・・・)
「うわああああああァァァァァァァッッ!!!!!!???」
    なんと、この屋敷にはトラップがあった・・みたいだ。
     ドゴン ゴロゴロ ドン!!!
「いったぁぁぁ~~!!!」
「!?誰だ・・っ!!」
「へっ?リ―――「この事は誰にも言うなッ!!!」

「はい?何のこ・・と――――!!?」
なんと、目の前には 色々な花や西洋人形が飾ってあったのだ。
「・・別に言わない・・、けど・・何の為に?」
「・・・・妹が―――アリスが帰ってくるから・・」
「え・・・・何?妹さんの名前アリスって言うの?」
   コクンと、リザは頷いた。
「・・・・だから、オレを拾ったのか―――?」
「別に。・・・・ただ、似てたから」
「何が?」
「目が似てた。あいつと同じ、独りで生きてきたような哀しそうな目が似てたから」
・・・・・生きてきたのに。
「それと、もう一人・・・人形はアリスの為に、花は姉のカヲル姉様に・・・、だ。」
                え――――。
           (ドックン)
「妹と、姉がいるの・・・?」
「ああ―――。生き別れた・・・・姉妹が・・、な―――」 第二章 天使と悪魔終わり
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Author:飛龍 連
やっと皆と同じ歳にならんだ遅生まれの水瓶座。


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