僕らの旅―Bokura no tabi―

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君と僕の物語

第六章 生きる為に

「ふぅー・・ご馳走様。おいしかったよ 特に鶏が最高だった」
「そうですか。嬉しいです。では、お皿をお下げしますね?レンヴェルト様」
「ああ・・・ところで、あの男は?」
皿を下げていたアゲハにリザは聞いた。
「アリスさんなら、庭園にいます。では」アゲハはさがった。
「・・・行ってみるか」
~庭園~
「クロォー どこだ?」
「クロって誰の事?」
「うわぁ!?・・って、何だ。リザか」
「それが、主人に対しての言葉か?」
「はいはい。レンヴェルト様」
「冗談だよ。で、クロとは?」
「ああ、今日庭で迷ってた捨て猫の事だよ。黒色の猫で、赤い首輪をしてるんだ」
「・・・だから、クロか」
「うん そう」
「・・・・単純すぎるな」
「うるさい!じゃあ、他にどういう名前があんだよ」
「うーん・・・」彼は腕組みをして、悩んだ結果、私にこう言った。
「アールアンドビー(R&B)」
「却下。」(即答)
「そんな即座に言わなくても・・」
「猫だよ!?猫の名前なんだぞ!!なんで、ンな名前をつける!つーか、なんで略してる!?」
「だって、首輪の色がred(赤)で、毛の色がblack(黒)なんだろ?」
「だからって、そんな名前をつけるな。つーか、お前ネーミングセンスなさすぎだから!」
「(毛の色からして)単純にクロってつけた人に言われたくない」
「なんだと!?第一、黒って言うのは、死を暗示する語なんだぞ!!」
「お前もクロって名づけたろ」
「うぐ・・だが、お前の方が・・
      『ニャー』
「いたぁ!!良かったァ~」
「・・・小さいな」
「うん だから余計に可愛さも増すだろ!?」←猫好き
「・・・・・・どうかな」
「え?」
「そんな小さな命で、そんな小さな体で、よく生きてきたと僕は思うけど」
「・・・・・リザ?」
「だけど――――」リザはしゃがみ、猫を抱いている私の隣に来て、こう言ったのだった・・。
「大変なのはこれからだ。どんな形でも、どんな姿でも命は命だ。――――だから」
「レンヴェルト様ァーアリスさんー!」
アゲハが私たちを呼ぶ声がした。
「お茶会の準備ができました。是非、おいで下さい。お茶会は3時からです」
「あ・・、ありがとう」
「じゃ、私はこれで」一礼して、アゲハ屋敷へと戻った。

「・・、3時だ。行こう」
「・・・、さっき なんて言ったんだ?」
「まだ、教えない。君が、僕の期待に答えてくれたら、だな」
「・・・期待ってなんだよ」
「それをあてるのがまず、先決だな」
「あっそ。で、この猫屋敷に入れていいの?」
「そうしたほうがいいと思うよ。」
「・・・じゃあ、そうする」
そして、私達は屋敷へと入っていった。

「今日の紅茶は、アップルティーです。お菓子は、クッキーにしてみました」
「ありがとう。アゲハも座って」
「はい」
「さて・・、君に話がある」
「は?」猫をひざの上に乗せていた私にリザは言った。
「あのことを言うんですか?レンヴェルト様・・」
「ああ、もう言ってもいいだろう」
「は?何のこと?」
「君にとっても、僕達にとっても、生きる為に必要な事なんだ―――――」
「だから、なんのこと・・・
  「これから、君は僕達の仲間となって悪魔と呼ばれているモノを狩るんだ」
「は?」
「悪魔とは、Satanと契約した者の事を指す。で、それを狩るのが、
僕達<ハンター>の役目だ――――」
「サタン?ハンター?」わけのわからない事を次々と話すリザ
「Satanと契約した人間だから、普通の人間ではありえないような【力】を使う」
そして、彼らは普通の人間ではない。元人間だったけどね」
「ち・・・から?」
「はい。そして、その【力】は「進化」するにつれ、強くなっていきます」
アゲハも説明した。
「しんか・・?」
「そう、悪魔は人の〔魂〕を喰べて成長する―――それを獲られたら、死ぬ」
ゾクッ 寒気がした。
「だから、それを護る為に<ハンター>と呼ばれる者が狩るんです」
「<ハンター>は、ある事を条件に悪魔と対等の【力】を得る―――」
「条件・・?何の?」
「・・・・それは
             「命を削る事です」
              ドックンッ
「何・・・それ?」
「だから、いつ死ぬか分からない。だが、そのせいか、多くの者が死んでいく」
「けれど、そんな短い命だから、私達は必死に戦っているんです」
「そんな・・」
「君は選ばれた。後は、誰かと「契約」さえすれば、君も<ハンター>になれる」
              ドックンッ
「ちなみに、僕はアゲハと「契約」をしている。同時に、アゲハも僕と「契約」をしている」
「ですから・・お願いします。アリスさん、私達の仲間になってください」
「・・・嫌だ!そんな・・命を削るなんて・・」
「・・・・怖いのかい?」
「え・・・」
リザが私に問いた。
「まぁ、こちらも怖い人なんてお断りだ。そんな臆病者、<ハンター>になる価値もない」
「リザ!しかし・・っ」
「どうやら、僕は君を買いかぶりすぎたようだ。さようなら、君はもう好きな所に行くといい」リザは立ち去ろうとした。
「リザ!!・・、アリスさん」
「俺に・・どうしろって言うんだよ!!」
後ろを向きながら、彼はこう言った。
「それは、自分の心に聞け。今日のお茶会はここまでだ」

第六章 生きる為に 終わり
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