僕らの旅―Bokura no tabi―

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君と僕の物語

第八章 「契約」の証

「ふぁあぁ~・・朝かァ」私がこの家に来て、2ヶ月が経っていた。
「ん・・ああ、runか」
『ンニャー』
runとは、アゲハがつけた名前だ。
「ああ、一緒に行こう」
~居間~
「ああ、おはようございます、run、アリスさん」
「おはよう・・、アゲハ」
『ニャー』
「丁度良かったー。今、runのご飯ができたところだったんです」
「そう、良かった」
「どう?おいしい?」
『ニャー』満足そうだった
「・・はよ」
「おはようございます、リザ様」
「うん・・おはよ」
「・・はよ、リザ」
やはり、寝巻き姿だったこの館の主・レンヴェルト・ベザリウス・アルベリト・リザル。
事情があり、ここに住み込みで手伝いをしている私。
そして、ここの唯一のメイドが、アゲハ。今キャットフードを食べているのが、猫のrun。
これで、全員が揃った。
「さて、食事が終わったら、<契約>の封印・解除の練習だ。後で、中庭に来い」
朝食のパンを食べていた私に、突然そういった。
「え?外庭じゃなくて?」
「ああ、外だと一般人に見つかる」
「・・・あっそ」
「アゲハ、例のものを中庭に出しといてくれ」
「はい わかりました」
「それと・・」
何か喋っていたが、私にはわからなかった・・。

だけど―――――私は、当時、本当に何も知らなかった。この世界の事も・・・・
<ハンター>の世界の事も、リザやアゲハの事も、そして―――――私自身の事も。
~中庭~
「で?今から何をするんだい?」
「まぁ、見てて」
彼は、あの時と同じように、リザの両手には、弓を射るときに必要な弓懸がついていた。
そして、右手には液体状の弓が、左手には液体状の弓矢を持っていた。
「これを、あそこにある、<ディファレント>と呼ばれるものに撃つんだ。」
「・・・でぃふぁれんと?」
「<契約>の封印・解除の練習をするために造られたモノだよ」
「へぇー・・」
その、<ディファレント>と呼ばれるものは、一見、的のような形をしていた。
「いいかい?見ててごらん」
そして、矢を放った。
その矢は一直線に<ディファレント>に当たった。
「すごい・・」
「まだだよ」
「え?」
その当たった的がぐにゃりと歪み、次の瞬間、矢がリザの方向へと向かってきたのだ。
「!?打ち返してきたァ!!?」
そして、リザはその矢を左手で、止めた。
「だから言ったろ?見てろって。・・・目の錯覚じゃないからね」
「・・・;」受け止めるリザもすごいけど、あの<ディファレント>もすごいと思った。
「さぁ、次は君の番だ」
「な、何を・・?」
「簡単さ。僕と同じ事をすればいいんだよ」
「どこが簡単だーっ」※漫画版の場合、キエーッと。
「大丈夫。まず、解除の仕方を教える。ただ単に、心で「解放」と言えばいい。簡単だろ?」
「・・・わかった」
私は、息を吸い、吐いた。
「よし・・」目を開け、唱えてみた。
・・・・・解放!

「あれ?何も起きない・・?」
「・・・そうか。君はまだそのレベルか・・」
「んだと!?」
ハーッと、息をついたリザ。
「わかった。では、他の方法で行こう」
「他にもあるのか?」
「・・・ああ、だがこの方法は、僕はあんまり好きじゃないんだ」
「お前の好き嫌いなんて、知った事か!とりあえず、教えろっ」
「やれやれ・・強引な男だな―――まぁ、いい。教えよう」
「うっしゃぁ!やったるでぇー!!」
・ ・・本当に、馬鹿だな。いや、馬鹿以下か・・。
名誉挽回じゃーと騒いでいる、そんな哀れな男を遠い目で見つめていたリザであった。
「その方法は、“力を押さえ込む”方法だ」
「?普通なら、力を解放するんじゃないのか?」
「正解・・だが、両方の方が正しい、・・かな」
「はぁ?」ワケがわからなくなってきた。
「簡単に言うと、力を解放すると同時に、力を押さえ込む・・それは、まだ君の<ハンター>としての“力”が、初期の段階だからである」
「??」
「つまり、力を一気に解放してしまうと、精神は耐えられても、体の方は、耐えられなくなってしまう・・だから、体のほうでも、精神の方でも力を解放した直後に、押さえ込む・・・」
意味がわからん・・
「そして、その力が・・・図にした方がわかりやすいな」
リザはしゃがみ、木の枝を持ってきては、簡単な絵を書いていた。
「いいかい?力を解放するのが、+だとするよ?そして、押さえ込むのが-だとする」
「うん」そこまでは何とか理解できていた。
「この+の力が解放すると、確かに力は得るけど、+の力が強すぎて、体が圧縮してしまう」
「なんでさ?」
「それは+の力が、〔フラッシュ〕と呼ばれる物質を含んでいて・・〔フラッシュ〕は、化学式で言うと、HS2。そのHS2が、-に含んでいる【アッシュ】に勝ってしまう。ちなみに、【アッシュ】の化学式は、AS2。」
「なんで?」
「HS2の方が、たくさん含んでいるからさ。で、その力が勝ってしまうと、AS2は、
縮んでいって、消滅してしまう」
「・・・へー」理解できたようなできないような・・。まぁこれで終わりなんだから・・;
「まだ終わりじゃないよ?」はいーーーーっ!!?
「さらに、HS2は《ラジンカルン》というものも、含んでいて・・化学式はR3」
またわけわかんねぇーの始まったァ!!!もう、数学+化学じゃねぇーか!!
「・・・で、R3はHS2より、水素と鉄分が少なくて・・」教師と生徒じゃねェーか!!
あ・・ぁ、もう!!早く、方法を教えろよーーーー!!!
「・・・そして、2&3はO2と、似たような気体で・・・」
もう、夕方・・本当、あれから何時間経ったかなァ~アハハハ・・(壊れ中)
「更に、この気体はある物質を含んでいて・・!!」
本当にダメだ、コイツ・・。自分の世界に入っちゃってるよ。もう書く所も、無いし・・
「リザさぁーまぁ、アリスさぁーん、夕食ができましたよーー」
この響く女性の声の正体は、アゲハの声だったのだ。
・ ・・ああ、今だけ天使に見えるよ、アゲハさん・・っ
「本当だ、もう暗いな、じゃあ食べ終わったら・・・」
「やだ!!もう、お前とやりたくない!!アゲハに教えてもらう!!!」
「・・・あっそ・・さぁ、行こう」
「あ、待てよ!;」

「お帰りなさい。寒かったでしょう?暖かい、出来上がりのシチューをどうぞ」
「わーっ ありがと!アゲハ」
「・・ねぇ、君」
「ん?何、リザ?」
「いや・・何でもない」
「ふぅーん・・んっ、おいしいなァ❤」
「良かった、おかわりはいくらでもありますからね」
「やったぁー」
何なんだろうね?この差は・・(リザとアゲハに対しての接し方)
「ふぅーおいしかった。ありがとね、アゲハ」
「いいえ。では、お皿をお下げいたしますので・・」
「じゃあさ、終わったら、「力」の解放の仕方教えてくれない?」
「は?・・え、はい?昼間に、教えてもらったんじゃ・・?」
「ううん、方法だけしか・・訓練は一切してないよ」
「・・そーなんですか?リザ様」
「・・いいや、言ったけどやらなかっただけさ」食後の紅茶を飲むリザ
「嘘言うなーっ」
「・・・わかりました、ではこうしたらどうでしょう?」
「はい?」
「三人で見る・・、というのはいかがでしょう?」
「えー・・・」「何だよ!その遠い目はァ!!」「じゃあ、終わったら、呼んでね?」
「はい、わかりました リザ様」「無視すんなァーーー!!!」
激怒していた私。隣で笑っていた、アゲハ―――そして・・少しだけ笑ってたリザ
あの時、あんな風に笑えたのは最後だったかもしれない・・ 第八章 終わり
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やっと皆と同じ歳にならんだ遅生まれの水瓶座。


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