僕らの旅―Bokura no tabi―

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第43夜 えほんのものがたり。―Telling Of.―

ストーリー

李家に来て1日が経った。
「おはようございます。思徒さん」
「ああ、おはよう。アレン」
「何か手伝う事ありますか?」アレンが思徒に言った、というのも例え、招かれたとは言え、これからお世話になるのだ、御礼はしないとと、思ったからだ。
「いいえ、貴方は休んでていて下さい。それに、貴方はお客さんでしょう?」
「いいえ!これから数日、お世話になるんですから!」
「んー・・・」思徒は少し考えていた。
「じゃあ、買い物を頼んでもいいですか?」
「はいっ喜んで!!」

「よし、買い物終了。っと・・あれ?あの子は―――――」
路地裏で小狼と男の子が三人程いた。
ケンカだろうか。何かもめてる様だ。
「いい気になるなよ!!高が、李家の犬の分際で!!」
男の子が小狼の腹を殴った。
「ハッ・・ハッ・・・!」小狼は何とか、呼吸をした。
「お前なんか、誰にも愛されてないんだよ!!」
別な男の子が小狼の腹を蹴った。
(ドクンッ)
『オ前ハ―――――・・・・』
何で あの時と 重なるんだろう?
小狼はそれでも立とうとした。例えどんなに蹴られても 殴られても・・・
『愛サレテナ・・・・・・』
(ドクンッ)
マナ――――――!!!
「やめろぉぉ!!!」
アレンは大きな声で子供たちに言った。
辺りが静まり返る。
「あ・・・っ!ア・・レ・・・ンさ・・・っ」
ドカッ
何かが辺りに 飛び散った。
それは、綺麗で、残酷で、時には哀しくて、時には可笑しくて、時には紅くて―――――
アレンはただ見ている事だけしかできなかった。

「そこまでだ 小僧共」アレンはハッと我に返り、後ろを向いた。そこには思徒が立っていた。

「思徒兄さ・・・っん」髪の毛が血で紅く染まっている小狼も思徒へと目を向けた。
「やべぇ!逃げろ!!」リーダーらしい男の子が声をかけ、子供達は逃げて行った。

「大丈夫・・・・ですか?小狼くん・・・・・・」アレンはすぐさま駆け寄った。
「うん・・・、大丈夫。こんなのいつもの事だから。」にっこりしながら小狼はアレンに言った。
「あ・・思徒兄さ・・」
「・・・・・・」思徒はじっと小狼を見ながら小狼に近づいた。
次の瞬間 信じられない光景が目に映った!!
            バシ
アレンは息ができないくらいその光景を見ていた。
なんと、思徒は小狼を叩いたのだ。
「なっ・・・!」
「無様にも程があるぞ!!李・小狼。」

「―――・・・ごめんなさい ごめんなさい・・・」小狼の声が震えている。
「ごめんなさい・・・、兄さん」小狼は何度も、何度も同じ言葉を繰り返していた。
                 「ごめんなさい―――――」
思徒から何も言葉は無かった。しかし・・・
『雨が降ってきたな』
ただ、喋った言葉は小狼への言葉なのか、独り言なのか僕には判らなかった―――
                                   雨と共に小狼の目から涙が出ていた。
全て全部この雨みたいにこのもやもやした気持ちを流せたらいいのに。
          全部――――そう、全部流れたら――――いいのに。

~李家~
「雨が降ってきたさ~」赤毛の少年・ラビが言い出した。
「あら、本当ね。でもちゃんと洗濯物は取り込んであるから、大丈夫よ。それより――アレンさんと、思徒、小狼は遅いわねぇ・・・」3人兄弟の母・月(ユエ)が言った。
「アレンはエクソシストだから、大丈夫さー。ただ思徒さんと小狼が心配さ・・」
「ラビィー!」自分の名前が呼ばれた方向を見てみると・・・
「何だ、リナリーか」
「悪かったわね。私で。それより、雨がまだ降っているみたいなの。アレンくん達は、市場にいると思うから、傘を持って、迎えにいってあげて?」
「へーい。了解っと。」ラビは空色の傘と水玉模様の傘と黒い傘と自分の傘を持って、まだ雨が止んでいない外に出かけ、アレン達がいる市場へと足を向けた。
                                              第43夜 終わり

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コメント
ららラン♪
気になります。
ラビ酷いよォ…。
リナリーにあんな事言ってぇ…。
もうっ!!
そー言うとこも好きだけど…///
2008/06/05(木) 18:22 | URL | pawa- #-[ 編集]
No title
ラビ好きなんですね?
私も、ラビと神田が好きです❤
2008/06/05(木) 18:36 | URL | 飛龍 #-[ 編集]
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